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災害医療マネジメント学講座について

災害医療マネジメント学講座(DMMA)開設のあいさつ

本講座は、平成30年7月に鳥取市からの寄付を財源に開設されました。これは、鳥取市が同年4月から中核都市となり、鳥取県東部の保健所業務を担うこととなったため、「因幡・但馬麒麟のまち連携中枢都市圏」形成によって少子高齢化社会でも活力ある初回経済圏を維持・発展できる町づくりを目指し、災害・救急医学分野での社会貢献を目的にしています。
しかし、現実には災害医療体制に関して、学問的な実証ができているわけではありません。特に事業継続計画(BCP)では、元来金融界やIT業界を起源とする概念であり、Healthcare(医療と介護・福祉分野)でもその概念が応用できるかは実証されていません。
当講座では、国内外の災害医療システムを参考にして、さらに経済学的アプローチによって、Healthcareでも応用できるようになると考えています。つまり、「災害医療」を経済学的応用による「災害医学」への脱皮を可能にすることを目指しています。
病院単体でのBCPを「ミクロBCP」としていますが、院内にも様々な部署があり、これらが統一した方向(目的)に向かって突き進むことが組織として不可欠です。このような調整を「マネジメント」と呼ぶことにしています。さらに、大災害では個別の病院が対応するには限界があり、複数の医療機関や介護・福祉施設が連携をとることも必要です。しかしながら、これだけでは災害医療を実践することはできません。外部からの救援チームやインフラ関係企業、医療関連企業の協力が必要なのです。また、災害慢性期には避難所生活が長くなり、「未病」と呼ばれる医療機関に受診が必要な予備群の人々を病人にしないことも大切です。このためには、避難者の医(衣)・食・住を支えることも必要であり、企業との連携も欠かせません。これら、被災地域の医療・福祉関係者、医療活動を支える企業、生活を支える企業の3層構造を平素から連携させることを「マクロBCP」と名付けています。つまり、地域の災害医療では、ミクロとマクロの2つの視野に立って対応できるような体制が必要であり、その調整をする理論的な裏付けを当講座では目指しております。
さらに、これらは日々の備えが重要です。理論的な裏付けをもとに教育やトレーニングを今後開催または各所の援助してまいります。

 
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講座の活動理念

  • 地域医療での災害医療対応に貢献する

  • アイデアを生み出す研究機関であることを自覚する

  • 研究課題の目的を常に認識し、それに合致した活動を行う

  • 先人の功績を敬い、さらに発展させる意識を持つ。

  • 困難に打ち勝つ意思の強さを持つ

  • 災害ではリスクをすべて回避できるわけではなく、乗り越える勇気をもつ

  • リスクを恐れず、一番つらいときに立ち上がり、虐げられても決して諦めない

  • 信頼できる人間になる

  • 目的達成のために、仲間を守り、全力を出し切る

  • 難しい状況でも正しい判断を下す

  • 「名こそ惜しけれ」 ー恥の文化ー

 
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​​研究理念

過去の経験から新たな発見と学習

 
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教育理念

教育を最優先に

教育者としての豊富な経験をもとに、医療系学生教育、行政従事者や医療従事者などの災害従事者教育、一般市民教育などを行っております。

  • 平時から備える

  • 災害による被害を少しでも少なく

  • 災害における健康被害をなくす

  • 地域災害対策を構築する

  • 自助・共助・公助

  • すべての医療従事者に災害医療の教育を

  • 義務教育にも災害対応の教育を

 

スタッフ紹介

​​マネジメントからみた災害医療

災害医療マネジメント学講座の中心にあるのは、価値観、創造性とリーダーシップを発揮する熱心な教師陣です。
教職員の詳細については、以下からご覧ください。

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​​中尾 博之

​​教授

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​渡邉 暁洋

​​助教

箱の中の犬

平山 隆浩

​​助教

教職員についてのお問い合わせは、ご連絡ください。

 
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岡山大学

​​組織図

災害医療マネジメント学講座
岡山大学病院災害対策室

 
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岡山大学病院
災害対策室長の挨拶

未来を創造する

平成30年8月より、岡山大学病院内にあります災害対策室長を拝命いたしました。当院は、研究機関としての大学病院と災害時に地域の司令塔となる災害拠点病院としての役割を果たしております。災害拠点病院として、日本DMAT隊員を有し、その活動のための各種機器や設備を備えております。また、急性期後の救護班を編成し、派遣した実績もあります。
しかし、大きな災害に長年みまわれたことがなかった岡山県下での7月の西日本豪雨災害を受け、平時からの災害対策の重要性を重く受け止めております。
災害対策室としては、岡山県下の災害拠点病院と連携を取り、院内各部署とのマネジメント体制を構築することを図ります。そのため、平時からの院内職員向け災害医療教育、院外関係機関との協同訓練などによって地域の災害医療体制の構築に貢献いたします。
当院は、このような使命を持つ災害拠点病院であり、その役目を果たさなければなりません。入院患者、通院患者及びその関係者の皆様方におかれましては、大災害発生時にはご協力をお願いすることもあるかもしれません。中四国の国立大学の中心的立場として、予期されている南海トラフ大地震にも対処しなければなりません。
どうぞ、皆様方のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

災害対応紹介

​過去の活動

 
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​令和二年九州豪雨災害
​熊本医療支援活動

2025年1月10日